お金がお金を生み出す事は悪い事じゃない
日本の勉強はインプット重視でアウトプットの練習が少ないと前回書きました。
お金についても、貯め方は良く話題になるけど使い方についてはほとんど話題にならない。
お金をある程度増やしていけば、使う事によって増えていく段階に進みます。
うちは夫婦で勤め人なので、給与収入を上げるには限界がありますが、まとまった金額を運用出来るようになると、給与所得プラス複数の収入源が出来る、お金が働いている状態を作り出す事が出来ます。
事業をやっている人と違って、毎月運用に回せる資金は少額ですし、給与所得から捻出する資産運用では登っていける限界は見えています。上には上がいるので数億の収入がある人たちと比べても仕方が無いと思っています。
私も主人も起業家魂がないので、おそらく資産運用会社を作って独立するより、これからも会社員をしながら手堅く生活していくのだろうと思います。
そいういう投資家の末端にいる者さえ、大きいお金はさらにお金を生むという社会の仕組みが見えてきます。
陰謀説やそういう怪しげな事ではなく、仕組みがそういうふうになっているのが今の社会なんです。
給与の範囲内で生活して残りを貯金していた頃には、知らなかった世界です。お金を持っている人に対して圧倒的に有利なルールの世界で戦っていたなんて全く知らないまま社会に出ていた。
なので自分の子供にはお金が増えていく仕組みと最低限やっておくべき事は最初から教えておこうと思います。世の中はこういうルールで動いているんだよという基本を知った上で、お金に換えられない経験を積んだり自由を求めたりして欲しいと思うのです。村上世彰さんの本でも買って読もうかとも思ってます。
庶民の生まれの私たちが半生かけてたどり着いて築き上げたところに、また子供の人生の半分かけて登らせるのは時間の無駄だし、そこからさらに先に行くためには余力を残した状態で到達して欲しいからです。
吉と出るか凶と出るかは教え方にもよるのだろうと思います。おしゃべりがやっと出来るようになったばかりなのでまだ早いですが、直接的ではなく子供が自分で興味を持って苦労して習得したかのように教えていくのが理想です。それについては主人と意見が全く一致していて、夫婦の会話としても盛り上がる話題の一つです。
あと投資で成功するには、どの時代に生まれ、どこに投資しているかが一番大事だと思います。発展途上の上昇気流に乗っていれば、投資に一歩踏み出した人は素人でもおこぼれに預かる可能性が高い。自分の実力だけで上がって行くのは至難の技。運を掴もうと思ったら運がぐんぐん上がっている国の上昇気流に乗るのがいいと思います。そういう意味ではシンガポールの上昇気流は減速気味。次はどこが来るんでしょうね。