生活在新加坡

シンガポール在住。会社員です。日々思った事を綴ります。毎月1日+気が向いたら更新予定です。(最近は1、10、20日に更新しています)

シンガポールのカップル文化

シンガポールは欧米に比べてカップル文化は無いと言ってる人がいましたが、そんなことはないです。十分にカップル文化だし、家族の絆の強い文化でもあると思います。

 

日本の方が割とちゃんとした食事処でもお一人さま入店可能ですが、シンガポールは断られる事はないにしても周りが全て家族連れかカップルという状況で一人で特に夕食時のレストランは入りにくい。

 

夫の仕事関係のネットワーキングのレセプションに行くのも可能な限り夫婦で参加します。夫の知人を介して知り合いになり、その知人の配偶者も入ると4人の異業種の人間が揃うので話題があっちこっちに飛んで面白い。

 

中華料理屋だと、それこそ大家族で行くのがデフォルトで一人で行ってもテーブルの広さを持て余す。そして一皿一皿が大きいのでいろいろなものを少しずつ食べる楽しみが少人数だと味わえない。

 

親戚同士良く集まるんですが、行く時はうちは総勢20人くらいになるんですね。だから円卓を2つ囲むような形になる。

 

そして支払いはその会を開こうと言い出した親戚が全部払うんです。20人だから2000ドルくらいになります。


割と言い出しっぺは固定していて親戚の中でもお金のありそうな人がいつもアレンジしてくれます。たまに我が家がホストすることもあるし、やりたい人がやるという感じです。なんかそのざっくり感が中華っぽいなーと思ってしまいます。

 

やや話が逸れますが、中華系の人たちが旧正月にやり取りするお年玉「紅包」の中身は、普段どういう風に親戚と付き合っているかで決まります。日本みたいに小学生だからいくらとかそういうのはない。親戚の集まりによく来ていて可愛がられている子は年齢に関わらずたくさんもらえる実力主義の配当になっています。

 

外国人として住んでいる人たちとは見ている世界が違うとは思いますが、こちらの家族に取り込まれて住んでいる者にからみると、シンガポールは家族単位で行動する事を基本として全てのレジャーが発展しているように思えます。