シンガポールの英語
シンガポールで英語が聞き取りにくいとか、変な使い方をするという人がいます。文法については中国語の影響を受けているのか「can」だけで全て通じたり、「薬を食べる eat medicine」と言ったりする人が多いですが、それでも意味は分かります。
英国英語の影響か「持ち帰り」を「take away」と言ったりするので、米国英語に親しんでる人は「to go」じゃないと憤慨しますがそれは的外れだと思います。
英語が英国、米国などの固有な言語では無く、国際的共通語として多言語多国籍多民族環境で使っている人にとっては、これが絶対に正しい英語とその発音というのはそもそもないのだというのが共通認識です。
個人的な経験から、シンガポールに来てシンガポール人の話す英語が分からないという人は圧倒的にそもそも英語自体が話せない人が多いと思います。
逆にそれらの拙い英語を話す人の意を汲み取って分かろうとしてくれるだけ、英語を話さない外国人にとっては住みやすい国だと思います。
欧米の英語圏に住んでいると、注文するのに指差していても発音が少し悪ければ全く伝わりませんし、aとtheを間違えたりしただけで、話が分からないと言われたりする事はしょっちゅうです。
話す相手にもよりますが、大学院を出ているシンガポリアンは英国アクセントの聞き取りやすい英語を話す人が多いです。コテコテのシングリッシュで全く何言ってるか分からないという人は人によって話題を選ぶ必要がありそうです。