お金の知識が育ちにくい国日本。ではシンガポールは…？

シンガポールに来て、一番初めに受けたカルチャーショックは自分のファイナンシャルリテラシーの無さ。シンガポールに来てというよりこのシンガポリアン夫と結婚してという方が正しいか。

結婚前の私は仕事が全てだったので、朝起きて仕事行って帰って寝るだけの生活で必要以外ほとんどお金を使う事がなく、お金が貯まるばかり。貯まったお金は、時々まとまった額を普通預金から定期預金に移すくらいで。
ある日このお金をどうにかしようと一大決心をして日◯証券に投資の相談に行ったところ、なぜか「お勧めできるものはありません」みたいな感じでやんわり断られ、それっきり怖くて行ってない。

結婚してからはお金の事が得意な夫に一切の管理を任せたところ、彼はほとんど銀行に預金をしない人だと気付きました。彼曰く銀行にお金を預けっぱなしにするなんて、素人のする事だ！と(私完全に素人です)。

銀行には必要最低限だけ置いといて、残りは全て投資に回す。

預金しない、なるべく投資するというのが正しいのか。恐れおののいてひたすら投資について自学する日々。そして銀行の仕組み、お金の増やし方など知れば知るほど夫の方法は間違ってないかもと思うと同時に、いかに自分がこれまでお金に関して無頓着だったかを思い知る。

前職が激務だったので、お金を使う暇が無いどころか、ほとんど無い休みの日も友達と合わず予定が無いから、副業を入れて臨時収入を得ていた。今考えると、時間を切り売りするような生活。
夫曰く、自分が働いてどうする、お金に働いてもらえ、と。

勤労こそ高尚なもの、勤労を伴わない投資での収入は邪悪なものと思っていたけど、時間を換金するような人生もそれはそれで味気ないと今は思う。

それで結局今の生活はどうかというと…また次回。