生活在新加坡

シンガポール在住。会社員です。日々思った事を綴ります。毎月1日+気が向いたら更新予定です。(最近は1、10、20日に更新しています)

駐在と現採の深い溝

初対面のかなり早いタイミングで駐在か現採かと聞くのは失礼というのは、海外で暮らす日本人コミュニティの中ではわりとセンシティブな話題と認識されているものの一つじゃないでしょうか。 あまり相手のことを知らないうちから懐事情を聞くような質問は失礼…

村上さん

村上世彰さんの対談を読んでふと思い出した。そうだ村上さんはシンガポールに住んでいるんだった。小さい国ですが、流石に道端でばったり会うことはないです。村上さんの住んでいるであろうお家の前はよく行き来しますが。 それで村上さんについていろいろ調…

結局は質素な暮らし

夫婦共働きで資産運用し、チャリティー基金を設立。収入はほとんど投資に回しているので、普段は質素な生活を送っていると書きました。 社会人になって自分で使えるお金が増えてプチセレブごっこをやった結果、やっぱり生まれは庶民。落ち着くのは普通の生活…

シンガポールのセイフティーネット

資産をチャリティー基金で運用すると前回書きました。 これまでシンガポールはパワーカップルが生まれやすい、夫婦で手を取り合って収入を最大化、と言ってきましたが、ではパワーカップルではなくウィークカップル(そんな言葉あるのか?)はどうなるのでしょ…

それぞれの生きる目的

資産が増えている割には、欲もなく質素な生活をしていると以前書きました。 三世代先まで転がす予定の資産の雪玉でチャリティー基金を設立して、用途を福祉に限定することにしました。 家は三代で潰れると言われています。中産階級出身の主人と私が出会って…

キラキラ女子続き

高収入男子にキラキラ専業主婦志向の女子が群がる構造を、同職場の非モテ高収入女子が苦々しく見ているという話を前回書きました。 でもこの話同じステイタスでも男子はモテて女子はモテないみたいな、僻みで終わっていいのかな?と考え続けていました。 生…

キラキラ女子

都内の某企業で働いていた時の事です。専門職だったので割と男女の差は無く高給をもらっていました。女性は結婚相手どころか恋人さえ見つからない砂漠化が進んでいる一方、同僚の男性はちやほやともてはやされ飛ぶように売れて(結婚して)いました。 男性が結…

アルコールをやめて自由になった話

お酒が飲めてなんぼの某地域の育ちなので、お酒が飲めるようになったら普通に飲み始め、弱くもなく飲むのも好きだったので、食事とお酒はセットと思う程度には酒飲みでした。ビールは水だと思っていたくらいです。 32歳くらいから急激にお酒に弱くなり、すぐ…

人生で一番贅沢をした日

人生で一番の贅沢について言ってしまうと、自分と別の世界で暮らしている人に「たったそれだけか」と思われ贅沢度合いが矮小化されてしまって、美しかった思い出が汚されそうで言えないのだけど、敢えて人生で一番贅沢にお金を使った時の事を書いてみようと…

片付け下手

私は片付けが苦手です。小さい頃からそうでした。母と姉は片付け上手。父は片付けない人。父から血を受け継いでいます。 とにかくキチンと整理整頓ができない。平たく満遍なく置いて全部が目につくところに広げてないと、どこに何があるか分からない。 片付…

おもてなしのいろいろ

40歳を過ぎてくると、友達の生活レベル、食や旅行の趣向にかなり幅が出てきます。高級路線に突き進んでいる人から庶民派な人まで。 ちょっとお茶でもと思っても、高級路線の友達は最低でもホテルのラウンジ。食事となると、3ヶ月前に連絡して星付きorグルメ…

高級靴と縁がない生活

シンガポールに住んでいると高級な靴を履きたいという欲求が無くなります。 まず移住時に日本から持って来た靴たちは次々にカビにやられる。 出産してからは、筋力低下で足元がグラグラするのでハイヒールが履けなくなる。体力が戻ってからも、子供を抱っこ…

『プライベートバンカー』

シンガポールで話題になっていた「プライベートバンカー」の本をようやく読みました。 数億円の資産でシンガポールに相続税回避目的で移住して、目的もなく生きている人というのがいるというのが信じられませんでした。 お金のためとは言え、そんな風に時間…

少子高齢化と婚活戦国時代

2020年には日本人の20歳以上の10人に8人が40歳以上、10人に6人が50歳以上って結構リアルに怖い数字ですよね。 子供を産み育てたいという人が一人でも多く産める社会になって欲しいです。 日本で婚活をしていた頃、とにかく毎日精神的には血まみれというほど…

ぼっち飯

ぼっち飯という言葉があります。聞くようになったのはここ数年の事でしょうか。 私は田舎で育って、幼稚園から高校まで幼馴染と一緒に過ごして来たと言いましたが、学校が上がるほど人の数が増えるので、高校までには幼馴染以外の人たちとも交わるような環境…

和食がお洒落だなんて

20年以上前の欧米文化圏では、フォークやナイフを使わずに食事をする事が野蛮な事であると認識されていたと記憶しています。 欧米人が和食屋さん(国外・国内)に入って、お箸しか出されないのでフォークやナイフを注文し、無いと言われるといかにも民度が低い…

マウンティング続き

マウンティングについて書いたのは、山口真由さんの連載を読んで感化されたからです。 彼女はとても繊細な人で人の心の機微が分かる上に文章力があるので、女子同士のマウンティングとその時に繰り広げられている女子同士の駆け引きがとてもよく表現されてい…

マウンティング

マウンティングについて私が思うこと。 会話の中で(特に女性同士)、褒めているようで実はけなしていたり、直接的に相手よりも自分が上の立場であることを示してきたりする事をマウンティングというそうです。 会話の例を読んでみるとなるほどそういう事か、…

ステイタスシンボルはこれからもっと目には見えないものになって行く

シンガポールでのステイタスシンボルはお金で買える物、である事がまだ多いです。 http://shishimong.com/2017/09/08/subetehainstabaeninaru/でもこのブログに書いているように、クレジットカード・車なんかは近い将来ステイタスシンボルとしては使えなくな…

女性の容姿を品評しない社会

シンガポールの方が女の子は素のままの姿を受け入れられているような気がします。すっぴん素足でビーサン、体型に関わらず体にぴったり張り付くラインの短いスカート履いて仕事に行くなんて普通です。そしてそれに対して、ダメ出しする人もいない。すごく開…

旅行と言えば人がいかないところから、名所旧跡めぐりになってきた

18歳の頃から世界各地を放浪して来ましたが、その頃の自分は観光名所に全く興味がありませんでした。逆にどうしてわざわざ混雑を目指して観光地に行くのか不思議に思っていたくらいでした。 基本は一人旅で予定を決めず、乗りたい鉄道の路線を決めるなどテー…

シンガポールの英語

シンガポールで英語が聞き取りにくいとか、変な使い方をするという人がいます。文法については中国語の影響を受けているのか「can」だけで全て通じたり、「薬を食べる eat medicine」と言ったりする人が多いですが、それでも意味は分かります。 英国英語の影…

夫の死を願う妻たち

「早く夫に死んで欲しい」と不穏な事を願う妻がかなりの割合でいるように思います。特に日本人と話していると既婚女性の7割くらいはそう思っているんじゃないかと疑ってしまいます。 それはお金の有る無しに関わらず、むしろ夫が高収入の人に多いような気が…

夜型朝型

渡辺千穂さんのエッセイをcakesで読んでいて思いました。 以前はがむしゃら働いていたけど、今はセーブして働いていて、結婚し子供が出来たら朝型になったという人、周りに沢山います。 私もずーっと夜型人間のモーレツ社員だったんですが、子供中心の生活に…

独身から結婚まで

30代の前半までは、独身でいる事も一人で行動することも楽しくて仕方なかったけど、30代後半のある日突然一人でいる事が心底嫌になった。 映画も旅行も買い物も一人で行って当たり前だったのに突然その全てが嫌になった。何故かは分からない。昨日までは大丈…

お母さんが大事にされる中華系シンガポリアン一家

夫側の家族を見ていると、中華系は女性が大事にされる文化なんだなぁと思います。 食事を作るのはお母さんの役目でも、その後掃除をするのはお父さんの役目とか。自然に出来ている。 親戚が集まっても、大皿を運んだり、飲み物を注いで回っているのは大概男…

低糖質ダイエット

甘いものや間食はもともとあまり食べないのですが、炭水化物となると無自覚に結構食べていた以前の私。 昼はお素麺だけとか平気でやってたなぁ。 和食は割と糖質リッチだし、白ごはんが進むおかずは味が濃いことが多いです。和食=体に良いと思い込んでいたけ…

シンガポールでシンプルライフ

物や出費が少ないミニマムな暮らしが理想です。 学生の頃は、限られた予算でやりくりして生活して、欲しい物や旅行はバイト代を当てていました。とは言え父親からはお金だけのためには働くなと言われていたので、お金がもらえるからと仕事をした事は無かった…

カントリークラブ会員権と投資の話

カントリークラブというのは、会員制の社交クラブのようなものです。 かつてコンドミニアムが希少だった頃に、お金を持っている人がクラブで水泳やテニスを楽しむために使っていてそれが社交の場になってもいたというのがもともとのようです。 今では各コン…

走るステイタスシンボル - シンガポールの車

シンガポールに初めて来た人が、街中をピカピカの高級車が多く走っていることにビックリ、そしてその値段を聞いてさらにビックリというのはよく聞く話です。 あまり話題にならないけど、さらに言うと車のフロントガラスに貼っているステッカーの数で所有して…