生活在新加坡

シンガポール在住。会社員です。日々思った事を綴ります。毎月1日+気が向いたら更新予定です。(最近は1、10、20日に更新しています)

和食がお洒落だなんて

20年以上前の欧米文化圏では、フォークやナイフを使わずに食事をする事が野蛮な事であると認識されていたと記憶しています。

 

欧米人が和食屋さん(国外・国内)に入って、お箸しか出されないのでフォークやナイフを注文し、無いと言われるといかにも民度が低いような態度を取る人をここそこで見かけていたように思うのです。

 

海外を旅行していても、道を歩いているだけで日本人あるいはアジア人という理由で野次を飛ばされるような事も普通にありました。日本人が徐々にお金を持ち始めて、団体旅行で海外に出かけて行って、ブランドを買い漁り始めていた時代です。

 

それが、和食特に寿司ブームが巻き起こり、和食をお箸で食べる事がオシャレになって来たのはここ15年くらいなんじゃ無いかと思います。

 

そして箸を使って食事をする事は単なるおしゃれではなく、洗練された社交上のマナーだとさえ認識されるようになりました。こういう変化って凄いですよね。

 

次はインドなどの手でこねて食べる文化が広がるんじゃないかな。以前は手が汚れるから手で食べるの嫌だったんですが、インド文化圏の国に住んでみて手で混ぜ混ぜにして食べる食事の美味しいこことを知りました。そして長細い米は当地の食事によく合う。


以前スリランカの友人に食事に招待された時、手で食べられずにスプーンをもらって食べた事をちょっと後悔しているんです。少なくともトライしてみれば良かった。

 

異文化を知って受け入れる事は新しい世界を知ること。先入観感があるという事は、まだ自分の知らない世界が広がっているということ。まだまだいろんなことを知りたいなぁと思います。