生活在新加坡

シンガポール在住。会社員です。日々思った事を綴ります。毎月1日+気が向いたら更新予定です。(最近は1、10、20日に更新しています)

キラキラ女子続き

高収入男子にキラキラ専業主婦志向の女子が群がる構造を、同職場の非モテ高収入女子が苦々しく見ているという話を前回書きました。


でもこの話同じステイタスでも男子はモテて女子はモテないみたいな、僻みで終わっていいのかな?と考え続けていました。


生物として生存環境に最適化したものだけが生き残るのがこの世だとすると、乱暴に言ってしまえば、男性は”高収入“である事、女性は”美しい“事が勝ち組の条件であるとも言えます(ただし今の時代の日本という国に限る)。ですから、男性はより収入の高い仕事を目指し、女性はより美しく着飾る、というのは生存戦略として全く間違っていないのです。


ですから、女性なのに高収入の職を得て、外見を飾る事にそこまで心血を注がない人は既に生存競争のメインストリームからは外れたところで戦っていると自覚したほうがいいし、男性は低収入である時点で、パートナーが見つけにくいハンデを背負っていると自覚した方が良いのです。


一方シンガポールでは、男性も女性もモテの王道は”経済的に自立しているか“という気がします。そして自分と経済的・社会的ステイタスの釣り合った人同士が結婚している。高収入男子に、モデルのようなトロフィーワイフってこちらではほとんど見かけません。


日本のような構造の良いところは、例え社会的階層が低くても見た目が美しければお金持ちの男性と結婚出来る可能性があり、階級間の移動や平均化が可能です。

 

シンガポールだと、生育環境がどうであっても能力があり高収入の仕事を手に入れると上に登って行くことが出来、これについては経済的条件によらず良い教育が受けられるよう公立の学校で積極的に支援されています。とは言え親の経済力が子供の教育レベルに影響する面は否定できません。


どちらの方が幸せなんでしょうか?


男性の立場からすると、どちらの国でも収入が多い程有利な立場という以外選択肢がありません。

 

女性の立場からすると、日本では生まれ持った美しさを有利に使いこなして生きるのか、化粧や美容で少しでも美しく見せる事に努力を注ぐのか。見た目が就職に影響するとしたらそれこそ美しいかどうかは命のかかった問題という事になります。シンガポールでは男女関係なく、いかに生活力上げていくか努力する。

どちらの方が救われる人が多いのでしょう?


日本では結婚相手については高収入男子の一人勝ち。シンガポールでは同収入同士が結婚する事が多いので、低収入の人も低収入も相手と結婚し、全体としては格差が開くかもしれませんが、生まれつきの変えられない条件に縛られて、努力した事も評価されないという事が日本の環境よりも少ないと思います。