生活在新加坡

シンガポール在住。会社員です。日々思った事を綴ります。毎月1日+気が向いたら更新予定です。(最近は1、10、20日に更新しています)

シンガポールのカップル文化

シンガポールは欧米に比べてカップル文化は無いと言ってる人がいましたが、そんなことはないです。十分にカップル文化だし、家族の絆の強い文化でもあると思います。 日本の方が割とちゃんとした食事処でもお一人さま入店可能ですが、シンガポールは断られる…

労働生産性の低い国日本

日本では死ぬほど働いていました。仕事が面白かったし苦にもならなかったけど、実際残業代などがちゃんと支払われていたかというと、そうでもなかった。やりたいからやってるんでしょうという風に片付けられていたように思います。周りもみんなそうだったの…

家賃が最低でも20万円はするシンガポール

家族で住むと家賃が最低でも20万円はするシンガポールでは、住居費の大きさが身にしみます。 同じ家賃を支払うなら自宅を購入してローンを返済した方が良いと思うようになるのは自然の流れでしょう。 外国人居住者で2-3年ほどの短期の駐在で会社から家賃補助…

公務員=生涯安泰ではない国、シンガポール

公務員の友人に聞いた話ですが、シンガポールでは公務員でも解雇される事があるそうです。 例えば、自分の所属する部署に来年の予算が付かなければ、部署ごと解散。自分の職は自分で探してねと数ヶ月前に告知されるそうです。国会での予算編成が自分の仕事に…

シンガポールの公務員

シンガポールの公務員の友達に付き合って、彼女の官僚友達との食事会に行った事があります。 30歳前後の若手官僚の集まりだったんですが、日本人がポツンと紛れ込んでいたので、話題は日本の政治の話に。 彼らの話す政治の話はすごく具体的で、有名政治家だ…

子育て経験が明らかに不足している国、日本

日本に一時帰国した時に、一番ドッキリするのは電車内の広告とコンビニの成人雑誌です。電車では半裸の子供のような少女たちが官能的なポーズでにこやかに笑い、コンビニでは全裸の女性が苦悩している雑誌の表紙が整然と並べられている。 唖然とする、としか…

ワンランク下の生活を目指して

シンガポールに住んでいると、日本にいる時よりも上には上がいることをひしひしと感じます。 日本の富裕層はひっそりと目立たず暮らしていて、狭いコミュニティの中で産院、幼稚園から大学、系列会社への道を同じような生活環境の人に囲まれながら粛々と生活…

30年前から何も変わっていない日本人の英語能力

英語を巡る日本の環境は30年前からほとんど変わってないように思います。 未だに英語と言えば「話せるかどうか」というレベルに留まっている。 本当なら英語で何を話すか、が話題になるべきなのに。 英語を「話す」というだけなら、ど田舎で塾にも行かずに公…

小さい子連れの外食(疲)

小さい子供を連れての外食ってどうしてあんなに疲れるんでしょう。 ずーっと自炊していると、たまに「外で人が作ってくれたご飯が食べたい!」と思うことがあります。 でも子供を連れて外食すると、自分は何食べたか分からないしものすごく疲れるんですよね…

生活の簡素化

家事は夫と半々で負担していると書きました。 それでもフルタイム共働きだと、日々回していくのが精一杯。我が家の処世術は何と言っても"手抜き家事"だと思います。 もともと夫から私への家事能力への期待値が低いせいで、何をやっても褒められます。仮にイ…

定番、シンガポールの住宅事情

シンガポールの住居の話をする時に、国民の8割は公共住宅のHDBに住み、外国人とお金持ちはコンドミニアムや一軒家に住むと説明される事が多いです。 売値で言うと、HDBは2-3千万円〜、EC5千万円〜、コンドミニアム1億円〜、一軒家3億円〜。賃貸だと月額HDB10…

シンガポール嫌い、なのに住んでいる外国人に思う事

シンガポールに住んでいる外国人と話していると、シンガポールが好きな人と嫌いな人に出会います。 シンガポールが好きな人は、気候が好き、人が好き、食べ物が好き、雰囲気が好き、東南アジアに旅行しやすいところが好き、子育てしやすい。そんな感じでしょ…

筋トレとマインドフルネス

体力づくりのために、ジムに通っています。 もともと運動が好きで、小さい頃から走ってばかりいました。でも競争が苦手なので、自分のトラックだけを走っていれば良い陸上などの個人競技を好んでやっていました。 学校を卒業してからも体力勝負の長時間労働…

今したい事は今しよう

義母から貰い物をする事が多いと以前書きました。 貴金属だと金のネックレスや指輪。ネックレスは鎖のシンプルな物が多く、デザインがいまいちでも金として価値がありそうな物ばかり。重いものは疲れるからもう身につけないし、ネックレスの長さや顔色で似合…

シンガポール人夫の家事能力

共働きで子供がいますが、ヘルパーは雇わず家事は夫婦で回しています。 上手くいっている時は、夫と私に家事分担は5:5。ただ夫の方が気分にむらがあるため夫が疲れて家事のやる気がない時は一気に私の負担が増えます。 私もフルタイムで働いているので仕事で…

お金がお金を生み出す事は悪い事じゃない

日本の勉強はインプット重視でアウトプットの練習が少ないと前回書きました。 お金についても、貯め方は良く話題になるけど使い方についてはほとんど話題にならない。 お金をある程度増やしていけば、使う事によって増えていく段階に進みます。 うちは夫婦で…

日本と英国、教育の違い

公共政策について興味がある人にとってはシンガポールに住む事は楽しいのではと前回書きました。 今日はイギリス大学院留学で感じた、勉強に対する日本とイギリスの違いについて書こうと思います。 私はイギリスの大学院で政策系学科の修士を取得しました。…

Sim Cityシンガポール

これまでのブログを見て分かるように、シンガポールに住んでいるとどうしても話題の中心はお金の事になってしまいます。 これは季節の変化が無いせいじゃないかと最近思うようになりました。 日本だと桜が咲いた、梅がなった、菖蒲を見に行こうと次から次に…

自由競争で切磋琢磨するシンガポールの幼稚園と、補助金漬けになっている日本の幼稚園

シンガポールの早期教育は生後18ヶ月からとされています(義務教育ではありません)。小学校に上がるまでの保育園・幼稚園に当たる教育機関はECDA(Early Childhood Education Agency)という政府の機関が管理しています。 EDCAのウェブサイトで希望の場所、子供…

シンガポールのNISA、SRS

シンガポールにも節税のためNISAのような口座があります。2001年から始まったSupplement Retirement Scheme (SRS)といいます。 CPFは医療費、住宅購入費、退職後の生活費などに使うための給与天引きの強制的な貯金制度ですが、SRSは任意の加入でCPFを補うも…

今はバリキャリ夫婦だけど本当は楽をしたかった

夫婦で共働きしているとずっと書いてきました。 シンガポールでは当たり前だし、逆に結婚してパートタイム勤務や専業主婦になるというと家族から相応の理由を求められます。家事や子育てが〜という理由では「自分はメイドと結婚したんじゃない」と言われ誰に…

早期リタイアなんて夢のまた夢

稼いでも投資で利益が出ても生活が変わらないと以前書きました。 そうすると生活していくためのお金とは何か、仕事とは何かという疑問だけが残りました。 稼いでも稼いでも資産が増えていくだけで、生活資金は変わらない。どこでストップして働かない生活を…

シンガポール華人の金銭哲学

夫はシンガポールの華人ですが、彼の金銭に対する哲学を見ていると学ぶ事が多くあります。 始めに私はお金を貯める事は得意だと書きましたが、使い方を知らなかったというのは夫と一緒に暮らし始めて初めて感じました。貯まっていたのは単に使ってなかったか…

女性は法学部、医学部の順にモテる?シンガポール人の結婚観

共働きについて、日本とシンガポールでの受け止め方が違う事を前回書きました。 今は日本でも共働き家庭が専業主婦世帯を上回っていますが、未だに男性から見た結婚はコスパが悪いと思われているんでしょうか? アッパーミドルでベビーブーマーの私の周囲の…

2馬力が当たり前のシンガポール、1馬力に憧れる日本

シンガポールは同格婚が多い、日本はアッパーミドルの男性が低収入若年女性との結婚が多いと前回書きました。 日本では無意識のうちに、結婚した男性の収入が多ければ女性は働かなくて良いだろうというと考えている節があるように思います。女性の労働環境が…

同格婚が多いシンガポール。男性の下方婚、女性の上方婚志向が強い日本。

シンガポールはパワーカップルが生まれやすい、高収入同士でも共働きを維持して積極蓄財派が多いという話を書きました。 そういう環境に住んでみて改めて日本の慣習を振り返ってみると、日本は結婚による富の再分配率が高いなぁと思います。 今の(あるいは数…

パワーカップルが生まれやすい国シンガポール

投資をしていて複数の収入もあるのに、夫婦で共働きであると前回までに書きました。 さてこれはシンガポールでは一般的な家庭なんでしょうか? 答えはyes&no。シンガポールは貧富の差が激しいと言われています。所得の格差を表す2016年のGini係数(高いほど格…

お金の働かせ方は分かったけれど…やっぱり共働きがやめられない

稼いだお金はほとんど投資、という話は前回書きました。 それでじゃあ今の生活はというと、結婚前とほとんど変わっていません。給料が上がろうが、投資で儲けが出ようが余剰分は結局また投資に投入されるので、お金があろうとあまり生活は変わらない。むしろ…

お金の知識が育ちにくい国日本。ではシンガポールは…?

シンガポールに来て、一番初めに受けたカルチャーショックは自分のファイナンシャルリテラシーの無さ。シンガポールに来てというよりこのシンガポリアン夫と結婚してという方が正しいか。 結婚前の私は仕事が全てだったので、朝起きて仕事行って帰って寝るだ…