生活在新加坡

シンガポール在住。会社員です。日々思った事を綴ります。毎月1日+気が向いたら更新予定です。(最近は1、10、20日に更新しています)

シンガポール人夫の家事能力

共働きで子供がいますが、ヘルパーは雇わず家事は夫婦で回しています。

 

上手くいっている時は、夫と私に家事分担は5:5。ただ夫の方が気分にむらがあるため夫が疲れて家事のやる気がない時は一気に私の負担が増えます。

 

私もフルタイムで働いているので仕事で一日疲れたな〜という日もあります。でも終業時刻に近づいてくると、頭の中で家事の段取りを始めて徐々に戦闘モードに入っていく。家での仕事の方が時間が限られていて、食事から寝かしつけまで2時間で多くの事をやり切らないといけないからです。

 

なので仕事が終わって買い物をし、子供をプリスクールに迎えに行って家に着いたら、猛然と働くモード全開なわけです。


そこで夫が「あー疲れた」とスマホ片手にソファに座り込むとその日の夫はほぼ無機能。帰った途端そうなるのは私からしたら信じられないし気合いが足りない。

 

夫にしてみれば疲れたら誰かやってくれる人がいるという気持ちなんでしょうが、私が家事を放棄したら明日の自分にしわ寄せが行くだけで何も変わらない。

 

頭が痛いとか風邪引きそうとか体調不良の時も同じ。私は頭痛薬でもなんでも飲んでとにかく自分のタスクを終えてなるべく早く寝る事に全力を傾けるのに、夫は「調子悪い、寝るわ」でサーっと消えてしまう。なにも義務を果たそうとしない。

 

周りの共働きで家事をやってる人に聞いても大体同じような感じ。これは男性脳と女性脳のタスクに対する責任感の違いなのか、身体が弱いだけなのか…世間から評価される仕事にはがむしゃら頑張れるけど誰からも評価されない仕事はちょっと何かあるとやる気が一気になくなる様子。女性は影でも日向でも自分に課された事に真摯に向き合う傾向にある。のか?


一緒に働いている男性同僚も家事への貢献度を含め総合して見ると本当の姿が見えてくる…結婚してから男性を見る目が変わって来たかも。ま、仕事だけの繋がりの人は業務に支障が無ければ良いんですが。

 

平日の家事は、やる事を挙げた上で夫に選ばせて分担を決め紙に書いて貼っています。
お迎え、お風呂入れ、洗濯、寝かしつけは私。
夕食作り、皿洗い、子供のスクールバッグ準備は夫。

 

夫が疲れた〜という日は、お風呂入れて上がっても食事が出来てない。仕方なく私が料理する。食べる。皿洗いしない。私は寝かしつけでそのまま就寝。


朝5時に起きて私のタスクである洗濯と朝ごはんの準備と夕食の仕込みを始める前に、流しに残ったお皿は結局私が洗う事に。起きて来た夫が、出発ギリギリになって「子供のスクールバッグの中身を入れといて」みたいな事態になる。こんな日が何日も続くとはっきり言ってヘトヘトです。

 

日本では、パートや時短が多いからか女性の賃金が低いことが多いから、収入に応じて家事分担と言っていますが、そんなことは体のいい言い訳だと思います。うちは私の方が収入は多いけど家事分担はこんな感じですから。


家事分担に影響する因子は、会社での労働時間とやる気だと思っています。

 

とは言え夫はイクメンと言うのも憚られるほど普通以上に父親としての役割をしっかり果たしていますし、彼の几帳面さのおかげで助かっている部分は非常に多いので、疲れたモードに入らなければ最高の配偶者である事は書き添えておきたいと思います。