生活在新加坡

シンガポール在住。会社員です。日々思った事を綴ります。毎月1日+気が向いたら更新予定です。(最近は1、10、20日に更新しています)

労働生産性の低い国日本

日本では死ぬほど働いていました。仕事が面白かったし苦にもならなかったけど、実際残業代などがちゃんと支払われていたかというと、そうでもなかった。やりたいからやってるんでしょうという風に片付けられていたように思います。周りもみんなそうだったので、不満もなかったし、むしろやりがいを感じていたくらい。

 

イギリスに留学して、ビックリしたのはみんなとてものんびり働いている事。専門職でも一旦休暇に入ると2ヶ月仕事がストップする事も普通。

 

それで国として日本と同じ成果を挙げているという事が信じられませんでした。

 

大学院で一緒に勉強した仲間もそのような労働環境で働いていた人が多く、特に欧州の人たちは休暇が長い。で、遊んでばかりいるかと思うとそうではなく、長期休みを使って途上国でボランティアをしたり、スキルアップのためのコースに参加したり、経験値や知識という意味ではがむしゃらに働いている私たちよりより良く物を知っているような印象。

 

忙しさにかまけていると忙しい=何かやってるという現状に満足してしまって、物事を深く考える事をやめてしまっているんじゃないかなと思いました。

 

きちんと休んで目的を持って働く。当たり前の事だけど、日本ではお互い足を引っ張りあって出来ていないように思います。

 

職場でもシンガポリアンは時間になったらさっと帰宅。日本人スタッフが細々した後片付けをしてサービス残業、というのは良く聞く話です。


でもそんなの文句いうくらいなら自分も仕事が終わったら放ったらかして帰ったら良いのにと思います。それで仕事が回らないのは会社や上司の責任でしょう。


さっと帰る人を責めるより、どうやったら効率良く終われるかにエネルギーを注いだ方がいいと思います。