Sim Cityシンガポール
これまでのブログを見て分かるように、シンガポールに住んでいるとどうしても話題の中心はお金の事になってしまいます。
これは季節の変化が無いせいじゃないかと最近思うようになりました。
日本だと桜が咲いた、梅がなった、菖蒲を見に行こうと次から次に季節のイベントが押し寄せるので、話題の中心は季節の事と旬の食事になりがちです。
シンガポールでは中華、イスラム教、ヒンズー教、キリスト教の祝祭日が順繰りに回って来てお祝いはしますが、季節の移り変わりとはリンクしていません。あるいはF1とかグレートシンガポールセールとか季節ごとの催しもので時間の流れを感じるくらいです。
それよりも、刻々と変化する金融市場や、政府が次々に打ち出す政策とそれに伴う社会の変化を見ている方が余程面白いのです。
公共政策に興味がある人は、シンガポールに住む事は興味深いかもしれません。Sim Cityに住んでいるようです。動かす側にはなれませんが。
国の10年20年先を考えながら、政府が素早く舵取りをする様がありありと見えるシンガポールは、とても勉強になります。さっと実行してダメならすぐにやめてしまうところも潔い。
シンガポールは小さい国なので、立ち止まってはダメだと言う危機感が相当あるんだと思います。
こうして楽しんで見ていられるのも、優秀なリーダーが牽引しているからだと思います。