シンガポールの公務員
シンガポールの公務員の友達に付き合って、彼女の官僚友達との食事会に行った事があります。
30歳前後の若手官僚の集まりだったんですが、日本人がポツンと紛れ込んでいたので、話題は日本の政治の話に。
彼らの話す政治の話はすごく具体的で、有名政治家だけではなく現場で下支えしているレベルの政治家の名前もバンバン出て来くる。そしてそれらの政治家のポリシーや所属している派閥や、外交に対する過去の発言から推測される政治観なども。
私は日本人だけど全然話について行けない。
そして話は自然と韓国の政治の話に移り、これも同じく深い知識で現在の主要政治家について外交政策がどうだこうだとワイワイ話している。
日本で省庁に勤める友人と話していても、こんなに海外の政治や外交について突っ込んだ話にならない。日本の問題点とか、日本のこれからをどうするかという話にはなるけど。
シンガポールは国が小さいせいもあって、国内の政治より、シンガポールに影響与えそうな外国の話に自然と詳しくなるのかも知れないけれど、彼ら若手官僚の開かれ具合には本当にびっくりしました。
大学卒業後、海外の大学院に行く人が多いとは言え、こんなにバランス感覚の良いキレキレの人たちが国を支えているんだなぁと。
興味をもって政治記事など読んでいても、彼らの議論に入って行けるほどのものは何もない。根本的に勉強の仕方が違うのか、問題意識の持ち方が違うのか。大変刺激になった会でした。