シンガポールでシンプルライフ
物や出費が少ないミニマムな暮らしが理想です。
学生の頃は、限られた予算でやりくりして生活して、欲しい物や旅行はバイト代を当てていました。とは言え父親からはお金だけのためには働くなと言われていたので、お金がもらえるからと仕事をした事は無かったように思います。面白そうだからやってみる。その結果お金が貰える。自分の使いたい事に使う、という感じです。
社会に出るとまず仕事が楽しくて、結果もらった給料を使うのは二の次。日々暮らしていければ良い、そんな感じでした。
今は、仕事は家庭とのバランスで決めて、やり甲斐よりも安定した給料をいかに継続してもらうかが大事。10代の頃に一番なりたく無かったタイプの大人に収まりました。でも今が一番幸せです。
あのレストランに行きたいとか、あの靴が欲しいとかそういう欲がほとんど無くなったので、後はいかに簡素に暮らすかを楽しんでいます。
生活が忙し過ぎて準備不足のまま、ドタバタ暮らしていると、使わなくて良いお金まで使ってしまいます。そういうのが一番嫌です。
例えば毎朝の朝ごはん。夫は家で簡単に食べて行きますが、私は残り物などを詰めて始業前に職場で食べています。
時間が無いと、残り物を詰める事も出来ず出来合いの物を途中で買う事になります。シンガポールで朝ごはんを買おうとすると、ちゃんとしたものはそれなりの値段がするし、安いものは炭水化物ばかりで体に悪そうなんですよね。
なので、朝ごはんを買って値段と質両方に満足した事がない。
それで余裕があれば詰めて持ってくという方法自体を変えました。
ナッツがたくさん入った好きなミューズリをまとめ買いしてオフィスに置いておく。ヨーグルトを家から持って行く。で朝ごはんのメニューを固定。
体にも良いし、どうでも良いものにお金を使わなくて済みます。
無自覚に飲み物を買う事はほとんど無いですが、地元の美味しいコピ屋さんや豆乳屋さんへは応援するために定期的に通います。
側から見たら全く面白味のない人生ですが、普段節制している方が人にご馳走するのも躊躇がないですし、ちょっとした贅沢がより嬉しく感じます。
最近はアルコールを飲みたいという欲も無くなって来たので、飲み物はシャンパンの代わりにレモンを絞ったソーダ水で代用。今となってはなんであんなに飲んでたんだろうと不思議な気持ちです。